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2018 01.26
その34 蒲生風呂

戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した武将「蒲生氏郷(がもううじさと)」。

 

氏郷は幼少期に織田信長の人質として捕らえられましたが、氏郷を気に入った信長は、娘 冬姫の婿として迎え入れました。その後織田家の一門として数々の戦で先陣をきり活躍します。

 

信長が本能寺の変で自刃した際も、居城である日野城に籠城し明智光秀に対抗姿勢を示したとされるツワモノです。

 

 

そんな勇猛な武将である氏郷は、家臣をとても大切にする人物としても有名です。

 

氏郷は、手柄を俸禄だけで優遇できなくなると、休日に家臣を自らの屋敷に呼び風呂でもてなしました。

当時、風呂は贅沢とされていましたが、氏郷は自ら真っ黒になりながら薪をくべ、家臣を風呂にいれたそうです。

風呂に入っている家臣に、

「命がけの働きに対してこんなことしかできないが許してくれ」

と話し、家臣は氏郷の部下を想う心に涙して、皆蒲生風呂に入れてもらおうと大いに忠義を尽くしたとされています。

 

 

入浴で固い絆を築いた蒲生氏郷と家臣達。日本人ならではの胸が熱くなる逸話です。

 

 

 

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執筆者:Dr.デベロ
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